イベント内容
今宵われわれは、「言葉の革命」の目撃者となる!
真の意味の「革命」を定義した思想書『切りとれ、あの祈る手を』の登場から1年、佐々木中の「思考」と「行動」の最前線といえる『砕かれた大地に、ひとつの場処を』と『しあわせだったころしたように』が刊行された。そして時を同じくして、衝撃のデビュー作『さようなら、ギャングたち』から30年、話題作『「悪」と戦う』(2010年5月)を経た高橋源一郎は、『恋する原発』という話題&問題作を世に送り出した。
「あの日」から262日――今宵われわれは、文学の最前線にいる、高橋源一郎と佐々木中が紡ぎだす「言葉の革命」を目の当たりにする 。
トークショー終了後にサイン会を行います。
サイン会対象書籍:
佐々木中氏:『砕かれた大地に、ひとつの場処を』『しあわせだったころしたように』+1冊、計3冊
高橋源一郎氏:『恋する原発』+1冊、計2冊
(お一人さま最大5冊まで)
プロフィール
佐々木中 (ささき・あたる)
1973年青森県生。東京大学文学部卒業、同博士課程修了、博士(文学)。
理論的主著『夜戦と永遠』(河出文庫)を経て、『切りとれ、あの祈る手を―〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話』(河出書房新社、2010年)で一般読者からの投票による「紀伊國屋じんぶん大賞2010」を受賞。
『九夏前夜』(同、2011年)に続いて、本書は小説第二作目となる。
高橋源一郎 (たかはし・げんいちろう)
1951年1月1日生まれ。小説家、評論家。横浜国立大学中退。
1980年に「すばらしい日本の戦争」で群像新人賞に応募するも、編集部が騒然となる過激な表現のため、最終選考で落選。だが、その才能を惜しむ担当編集者に勧められ、翌年「さようなら、ギャングたち」を群像新人長篇賞に応募、優秀作になる。講談社の片隅にある小さな会議室で編集部と著者だけのささやかな授賞式で祝福を受ける。「すばらしい日本の戦争」は、その後、「ジョン・レノン対火星人」とタイトルをかえて刊行され、70年代の政治的青年の希望のない悲しみを描いたと注目される。
80年代を通して、斬新な新文学の旗手として活躍、「虹の彼方に」「ペンギン村に陽が落ちて」「優雅で感傷的な日本野球」などをつぎつぎと発表。だが、91年の湾岸戦争反対声明への参加後、小説執筆はしばし沈黙。
97年に「ゴーストバスターズ」を初出発表時から5年を費やし刊行、再び活動開始。この間の渋滞は、70年代の政治的失語症状況の中で書かれたデヴュー作の中で、ギャングたちの言う言葉「まっ白まっ白まっ白まっ白まっ白まっ白まっ白まっ白まっ白まっ白まっ白まっ白まっ白まっ白まっ白……。」を想起させる。
99年、初めてAV制作者を主人公に「あ・だ・る・と」を刊行。ついで、明治の文豪たちにテレクラ通いさせるなど自由奔放な「日本文学盛衰史」を刊行。(「官能小説家」「君が代は千代に八千代に」「ミヤザワケンジ・グレーテスト・ヒッツ」がつづく。)近刊には、「悪と戦う」がある。
2001年9月、ニューヨークでのテロが起きると、「メイキングオブ同時多発エロ」の連載を開始。AV監督が、テロに見舞われた世界をエロによって救うというモチーフを展開。だが、この小説は未だ単行本化はされていない。
3月11日の東日本大震災、原発事故ののち、群像11月号に「恋する原発」を執筆。発表前から、ツイッターで超問題作と話題沸騰。
書籍紹介
『砕かれた大地に、ひとつの場処を』
佐々木中 著
河出書房新社 定価2100円 発売中
「そしてまた歌い出す勇気のために。」――華麗な文体、狂熱の雄弁、軽やかなユーモア、そしてこの世の正を求める思考の力。震災直後の発言を中心に、<NEXT>を担う俊傑・佐々木中の魅力が凝縮した最新作!
『しあわせだったころしたように』
佐々木中 著
河出書房新社 定価1470円 発売中
「なら、わたし、あなたを殺してしまった 」――圧倒的才能が放つ、小説の豊穣。流麗な文体が、まばゆく、静かに、あまく香る。驚嘆すべき<未到の文學>の誕生!
『恋する原発』
高橋源一郎 著
講談社 定価1680円 11月18日発売
twitterで、話題騒然、掲載紙たちまち完売の超話題作。東日本大震災後の放射能に汚染された現実に立ち向かうAV制作者たち。「われわれだって、ニッポン人だ、われわれだって人間だ。被災者のみなさんの役に立ちたいんだ!」、表現の自由をかけた過激な言葉と深い悲しみの旋律。日本文学の愛と勇気を示す渾身の長編エンターテインメント小説。想像を超えた美しい結末の後、読者は、もうひとつののニッポンの現実に気づかされる。