『メタボリズム・ネクサス』(オーム社)刊行記念トークイベント

八束はじめ×藤村龍至×松田達「メタボリズムの連鎖(ネクサス)を読み解く―丹下健三、メタボリストの建築遺伝子」

定員に達したため受付は終了いたしました。

イベント内容


「東京計画1960」1961 ©川澄明男

世界デザイン会議が東京で開催された1960年「メタボリズム」運動が宣言されました。生物用語で「新陳代謝」を意味する建築理論は、日本から輸出された唯一の都市計画をも網羅したコンセプトであり、世界的なデザイナー、建築家がデビューするきっかけともなりました。そのダイナミックな時代の流れを戦前まで遡り描いた『メタボリズム・ネクサス』は、政治、経済、社会、すべての事象が建築、都市計画の思想に大きく影響を与えていたことを示唆しています。

トークイベントでは、『メタボリズム・ネクサス』の著者である八束はじめさんを囲み、若手建築家の藤村龍至さんと松田達さんのインタビューから始まります。世代を越えた3人の建築家たちが対話の中から新たな21世紀の都市像を導き出していきます。過去から現在、未来へとつながるトークをお楽しみください。

トークショー終了後にサイン会を行います。
サイン会対象書籍:『メタボリズム・ネクサス』

プロフィール


©Katsuhiro Watanabe

八束はじめ (Hajime Yatsuka) 

1948年山形県生まれ。建築家・建築批評家。芝浦工業大学建築工学科教授。著書に『思想としての日本近代建築』(岩波書店/2005)、『メタボリズム―1960年代日本のアヴァンギャルド』(INAX出版/1997)など多数。 2011年9月には、企画立案した「メタボリズムの未来都市展」が森美術館で開催される。現在、八束研究室では2050年をターゲットとした東京、メガロポリスのあり方を探るプロジェクト「東京2010」を進行中(UIA関連イベント「Tokyo 2050 // 12 Visions for the Metropolis」にて発表予定)。同時にその背景となる「ハイパーデンシティHyper den-City」(INAX出版より10月に出版予定)という高密度の建築や都市に関するリサーチを展開。また、1960〜70年代に行われた未来予測を現時点で検証する「逆未来学Reversed Futurology」も行っている。

藤村龍至(Ryuji Fujimura)

1976年東京生まれ。建築家。藤村龍至建築設計事務所主宰。東洋大学専任講師。フリーペーパー『ROUNDABOUT JORNAL』企画・制作・発行。ウェブマガジン『ART and ARCHITECTURE』企画・制作。主な建築作品に「BULDING K」(2008)、「東京郊外の家」(2009)。主な編著書に『1995年以後』 (エクスナレッジ/2009)。主なキュレーションに「超都市からの建築家」(2010)、「CITY 2.0」がある。

松田達(Tatsu Matsuda)

1975年石川県生まれ。建築家。松田達建築設計事務所代表。京都造形芸術大学・宮城大学非常勤講師。建築系ラジオ共同主宰。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学大学 院建築学専攻修了。隈研吾建築都市設計事務所を経て、文化庁派遣芸術家在外研修員として渡仏。パリ第12大学パリ都市計画研究所にてDEA取得。共著=『建築・都市ブックガイド21世紀』ほか。作品=《フラックスタウン・熱海》ほか。

書籍紹介

『メタボリズム・ネクサス』

著者:八束 はじめ 出版社:オーム社 A5判/454ページ/5040円/2011年4月25日発売
本書は、メタボリズムを社会との関係性から捉え直し、都市や経済、政治的な文脈の中に位置づけている。価値観の転換に迫られている今こそ、再発見すべき都市計画論である。