『膜迷路――Down the Rabbit Hole』(羽鳥書店)刊行記念 ミヤケマイ × 幅允孝 × 久家靖秀トークイベント

イベント内容


photo by Satoshi Shigeta


photo by Yasuhide Kuge

「膜迷路(まくめいろ)ができるまで」ミヤケマイ×幅允孝
『膜迷路 Down the Rabbit Hole』刊行記念トークショー

2011年12月23日から今年1月12日まで開催された個展「膜迷路」(Bunkamura Gallery)で話題をよんだミヤケマイさん。一貫して、可視化出来ないもの、人が見落としがちなものを追い続けてきた作家です。現代アートから日本美術、工芸とさまざまなジャンルで支持される彼女の作品は、作品構造、内容共に多重構造で、そこには隠れた遊びや、示唆、発見がたくさんちりばめられています。一筋縄ではいかない面白さにあふれた同個展の展示作品も含め、最新作品集『膜迷路』は、この3年間で取り組んできた作品69点をおさめたもの。“2.5次元”と称した半立体であったり、ハニカム構造体を用いたりなど、撮影者泣かせの作品を、写真家・久家靖秀さんが撮り下ろし、あたかも展示を見に来たかのように、細部もたっぷりみせる一冊です。ブックディレクターとして活躍する幅允孝さんと、“作品”が“作品集”という本になることの難しさと楽しさについて、収録作品を紹介しつつ、語り合っていただきます。

トークショー終了後にサイン会を行います。
サイン会対象書籍:
『膜迷路――Down the Rabbit Hole』(羽鳥書店、2012)

プロフィール


photo by Tomoko Sengoku

ミヤケマイ

2001年より画業に入る。日本独自の感覚に立脚しながら、展示される空間を生かし、繊細かつ大胆にサイトスペシフィックな作品を展開する作家。画廊や美術館、アートフェアでの展示のみならず、企業とのコラボレーション(銀座メゾンエルメス、高島屋、森美術館ミュージアムショップなど)、本の装画など、活動は多岐にわたる。2008-9年、奨学金を得て、Ecole Nationale superieur des Beaux-Arts(パリ国立美術大学大学院)に留学。2010年ドゥラメール・フィメール・アーティストアワードを受賞。作品集『おかえりなさい。』(村越画廊、2005)、『ココでないドコか――Forget me not』(芸術新聞社、2008)、『膜迷路――Down the Rabbit Hole』(羽鳥書店、2012)。短編小説集『おやすみなさい。良い夢を。』[三山桂衣](講談社、2011)。
www.maimiyake.com

幅 允孝(はば よしたか)

BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。人と本がもうすこし上手く出会えるよう、様々な場所で本の提案をしている。羽田空港「Tokyo’s Tokyo」などショップでの選書や、千里リハビリテーション病院のライブラリー制作など、その活動範囲は本の居場所と共に多岐にわたる。著作に『幅書店の88冊』(マガジンハウス)がある。
www.bach-inc.com

久家靖秀(くげ・やすひで)

1962年生まれ。写真家。
89年久家靖秀事務所を設立。雑誌や広告などで写真を発表し、朝日広告賞、毎日広告賞などを受賞。国内外での展示多数。主な写真集に1996年『AILENS』、2001年『絶対速度』、2003年『cover/girl』、2004年『LIFT』、2005年『塩ノ花/三宅島』、2008年『庭と園』、2009年『Atelier』など。

書籍紹介

ミヤケマイ『膜迷路――Down the Rabbit Hole』

2012年1月20日発売 A4判・並製・136頁・オールカラー 本体価格4,800円+税
ブックデザイン:有山達也+岩渕恵子(アリヤマデザインストア)
撮影:久家靖秀、繁田諭 他
寄稿:浅井俊裕(水戸芸術館現代美術センター芸術監督)、内田真由美(アートコーディネーター)、中島利充(壺中居)、萩尾望都(漫画家)

2011年展覧会――壺中居「八百萬」(東京)、FINE ART ASIA 2011(香港)、横浜市民ギャラリー「ニューアート展 NEXT 2011 Sparkling Days」(横浜)、Bunkamura Gallery「膜迷路:Down the Rabbit Hole」(東京)――を中心に、最新作69点収録。ハニカム構造の作品群や日本美術のDNAをうけつぐ掛軸など、光と陰をたくみに用いながら天衣無縫に展開するミヤケマイの“2.5次元”世界を堪能する決定版作品集。