『骨から見る生物の進化』
(河出書房新社刊)
ポスター展

六本木店キャトウォークギャラリー
※終了しました

<展示情報>
『骨から見る生物の進化』 刊行記念
大判ポスター展示。

世界初、驚異的な「骨格」写真集!壮観にして神秘的
──数十億年の進化の痕跡をとどめた脊椎動物たちの、エレガントな「骨格」を鮮やかに再現。

こんにち地球上に生きている脊椎動物の骨格は、数十億年にわたる進化の跡をその中にとどめている。

本書には、われわれ自身が属している動物グループである脊椎動物の世界の雄大なパノラマが描かれており、ここに収録されている写真も多くのことを教えてくれる。

動物の骨格を見ていると、形の美しさに心を打たれるだけでなく、われわれ動物の起源と、われわれ自身の歴史について、思いをいたさずにはいられないのである。

<書籍詳細>
『骨から見る生物の進化』 (河出書房新社刊)
定価 9,240円(税込)ISBN978-4-309-25217-9
《造本・体裁》判型/A3変型判(290×290ミリ)/背幅37ミリ
総頁数/288ページ
写真頁数/209ページ/2色刷
本文用紙/ Tatami Ivory de chez Fedrigoni
表紙/クロス装 Printed in France
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<本書の特徴>
(1)複雑で優雅な動物の骨格を、高精度印刷で鮮やかに再現
 収録されている多くの骨格は、長い年月をかけて改めて修復を施され、何度も組み立て直されて慎重に撮影された。それらを虫眼鏡で見ても粗くない最新の高精度技術で印刷。

(2)写真資料としては前例のない約200点の現生脊椎動物を収録
 哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類……地球上に生きているあらゆる系統の脊椎動物を、躍動感あふれる動きとともに「進化」という視点から選び抜いた。

(3)由緒あるフランス国立自然史博物館などの収蔵標本
 1718年につくられた「王立庭園」を前身に1793年に設立、錚々たる自然科学者たちの研究で世界をリードした名門博物館ほか、計6か所の博物館の貴重な収蔵標本を厳選。

(4)化石だけでは分からない進化論の体系的最前線
 進化学の全体像はまさに「現生生物」を観察することによって、体系的で最新の研究が進められている。本書はその壮大なパノラマを見せてくれる。

(5)さまざまな分野で利用が期待できる基本図書
 骨格の美しさに魅せられた一般読者はもとより、総合科学の資料として、生物科学、基礎医学、地球科学、環境科学系の研究者、そして、公共図書館、科学博物館、美術館でも必携の基本図書。

「古生物学と進化の画期的な入門書」 小畠郁生(監訳者)
 本書は、前例のない極めてユニークな企画である。パリのフランス国立自然史博物館などに収蔵されている現生動物の骨格写真およそ200 点を縦横に駆使して、脊椎動物たちがたどってきた数億年、そしてさらに数十億年の壮大な進化を物語ってくれる。写真は科学的に精密であるばかりでなく、躍動感あふれる芸術性も備え、迫力も満点である。一方、本文は6章44節にまとめられ、各ページが進化論のさまざまなテーマ(適応、淘汰、多様性、寄生など)に対応しており、各写真との照応も含めて、読者の観察と理解を深めてくれる。

 生物進化の事実を探るには、さまざまな方法がある。進化と言えば「化石」と思われがちだが、発見の偶然性によることが多く、じつは進化を研究するうえでは充分ではない。本書では、比較解剖学、分子生物学、発生学、分岐分類学、古生物学、地質学など、最新の研究成果のうえに立って、私たちに馴染みの深い哺乳類、鳥類、爬虫類や魚類を、総合的な見地から丁寧に解説されており、古生物学の画期的な入門書ともいえる。

 進化論は、こんにちでは単に科学的理論というのではなく、証明された事実である。しかし近年のインテリジェント・デザイン説に代表されるように、科学と宗教の間に横たわる深い溝などもあって、一般社会では必ずしも正確に理解されているわけではないうえ、進化にまつわる謎もいまだ多い。しかし、本書に見られる魅力的な写真の数々は、骨から何が読みとれるのかという問題に幅広く応えてくれるものである。


<紹介・略歴>
ジャン=バティスト・ド・パナフィユー [著者]
1955年生まれ。自然科学の教授資格と海洋生物学の博士号を持つ。ガリマール・ジュネス、ミラン、ナタンの各出版社より、科学の解説書を多数発表している。ドキュメンタリー・フィルムの監督および脚本家としても活躍している。

パトリック・グリ [写真家]
1959年生まれ。ベルギーの高等師範学校を卒業後、アメリカで写真の専門教育を受ける。
1992年にパリに移り、デザインと現代美術の仕事に携わる。おもに美術の出版物を手がけ、カルティエ財団を始めとして、ケ・ブランリー美術館や重要な個人コレクションの仕事にも参加している。

グザヴィエ・バラル [編者]
幅広い多くの出版のアート・ディレクターを務めた経験から、1991年に自ら出版社を立ち上げた。本書の企画を発案し、フランス国立自然史博物館の出版協力と科学の学術的監修協力を得て刊行。

小畠郁生 [監訳者]
1929 年、福岡県生まれ。九州大学大学院博士課程中退。理学博士。国立科学博物館地学研究部長、大阪学院大学国際学部教授を経て、国立科学博物館名誉館員。著書『白亜の自然史』他、訳書『恐竜探検記』他、監訳書『ゾルンホーフェン化石図譜1、2』『熱河生物群化石図譜』他多数。

吉田春美 [訳者]
上智大学文学部史学科卒業。フランス文学翻訳家。訳書『エジプトの神々事典』『甦るアレクサンドリア』『快楽の中世史』『お菓子の歴史』他多数。