

■2010年3月16日(火)19:00〜21:00(開場18:45〜)
※終了しました
■会場:青山ブックセンター本店内・A空間(エー・スペース)
■定員:40名様
■入場料: 500円(税込)
■ご参加方法:2010年3月5日(金)10:00より
[1] ABCオンラインストアにてご予約
[2] 本店店頭にてチケット引換券を販売。(入場チケットは、イベント当日受付にてお渡しします。当日の入場は、先着順・自由席となります。)
※電話予約は行っておりません。
■お問い合わせ電話:
青山ブックセンター本店
03-5485-5511
(受付時間 10:00〜22:00)
■受付開始日:2010年3月5日(金)10:00〜
トークショー終了後に司修氏サイン会を行います。
サイン会対象書籍:司修氏の著作(『戦争と美術と人間 末松正樹の二つのフランス』または会場でお買い上げの著作)
<イベント内容>
先ごろ刊行された『戦争と美術と人間』は、第二次大戦中、フランスのペルピニャンで幽閉され、その経験により抽象絵画へとたどりついた画家、末松正樹の稀有な人生をとおして、まさに「戦争」と「美術」と「人間」について見つめ直した問題作です。本書の著者司修氏は執筆のためフランス取材を重ね、その過程で『プロヴァンス水彩紀行』や、末松を間接的なモデルとした小説『ブロンズの地中海』(毎日芸術賞)なども生まれました。また、画家・版画家・絵本作家としての作品も、その過程から多く生み出されています。本イベントは、そうした作品のいくつかや、多数の水彩画が描きこまれた取材ノートを紹介しながらの、絵と旅と文学をめぐるトークです。
『戦争と美術と人間』執筆のため南仏を訪れた際の取材ノートが、南青山のギャラリーで展示されています。
「司修・二つの展覧会」
期間:2010年3月8日(月)〜20日(土)11〜19時
場所:表参道、始弘画廊(港区南青山5-7-23 電話03-3400-0875)
http://www.hakusuisha.co.jp/news/2010/02/post_226.html
<プロフィール>
司修 (つかさ・おさむ)
1936年、群馬県生まれ。画家・版画家・装丁家・作家。
油彩・石版・エッチング・コラージュなど多彩で自由な技法を用いた幻想的な画風で広く知られ、中上健次・大江健三郎・宮澤賢治作品の装画・装丁を数多く手がけるなど、文学との関わりの深い美術家。近年は、小説・エッセイなどの作家活動も精力的に行い、その活躍にも注目が集まっている。「司修の世界」展(1986年、池田20世紀美術館)など個展多数。1976年『金子光晴全集』の装丁で講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。1978年『はなのゆびわ』で小学館絵画賞受賞。小説では、1993年「犬」(『影について』に収録)で川端康成文学賞、2007年『ブロンズの地中海』(集英社)で毎日芸術賞を受賞。
小沼純一 (こぬま・じゅんいち)
1959年、東京生まれ。音楽評論家・文芸評論家・詩人。早稲田大学文学学術院教授。
音・音楽に軸足をおきつつ、文学・映画・美術・ダンス等芸術全般にわたる横断的な批評活動を展開。著書に『ピアソラ』(河出書房新社)『パリのプーランク』(春秋社)『バッハ「ゴルトベルク変奏曲」 世界・音楽・メディア』(みすず書房)『魅せられた身体 旅する音楽家コリン・マクフィーとその時代』(青土社)など多数。
<書籍紹介>
『戦争と美術と人間』
1939年、銀幕で舞うレニ・リーフェンシュタールに魅せられた一人の日本人青年が、ノイエ・タンツ(新舞踏)を学びにヨーロッパへ渡った。やがて、大戦が勃発。敵性国民としてフランスで投獄され、その後ホテルの一室に幽閉される。来る日も来る日も、ただそこから見えるものだけをデッサンする日々。その長く孤独な軟禁生活の果てに、彼の描く絵は具象的な形を失っていく。こうして、ひとりの抽象画家が生まれた。
彼の名は末松正樹。戦後は自由美術協会や主体美術協会で活躍した、日本を代表する抽象画家である。大岡昇平の後任としてフランス映画輸出組合日本事務所に勤め、得意の語学力を活かしてコクトーの映画を始め40以上の字幕も手がけるなど、異色の経歴を持つ。マルセル・カルネの「天井桟敷の人々」という邦題も、末松の発案である。また、マチスをはじめ偉大な芸術家との貴重な交流をもとに、パリ画壇の動向を紹介しつづけ、多摩美術大学の学長代行まで務めた。そんな、華やかにみえる画家の作品がもつ〈陰〉を鋭く感じ取っていた、自らも画家である著者が、闇を体験した人間と芸術の本質に、鋭く迫る渾身の一冊。著者自装。
著者:司修
四六判 上製/354頁/6,300円(税込)/好評発売中